高齢の親御さんがスマホの着信に気づかず、何度かけ直しても出てもらえない——そんな経験、離れて暮らしていると正直けっこうありますよね。
耳が遠くなったわけではなくても、スマホを別の部屋に置いていたり、バッグの中で音が埋もれていたりと、原因は意外とさまざまです。
この記事では、スマホ着信を光と振動で知らせる高齢者向けのお知らせグッズを6つ厳選し、タイプ別の選び方まで具体的に整理しています。
親の生活スタイルやスマホの機種に合うものを見つける判断材料が、このページを読めば揃いますよ。
- 着信気づかない原因とグッズの必要性
- 光・振動で知らせるグッズ6選を紹介
- タイプ別の選び方と導入前の確認事項
高齢者がスマホ着信に気づかない原因とお知らせグッズの必要性

離れて暮らす親と電話がつながらないのは、とても心細いもの。
まずは、なぜ着信に気づかないのかを一緒に整理してみましょう。
加齢による聴力の低下
年齢を重ねると、高い音から聞こえにくくなるのが一般的です。
スマホの着信音は高めの電子音が多く、耳が遠くなった親には届きにくいことがあります。
内閣府の高齢社会白書でも、加齢による身体機能の変化が日常生活に影響を与えると報告されています。
つまり、本人が「気をつけていない」のではなく、音そのものが聞こえていない可能性が高いのです。
スマホを身につけない習慣
若い世代ならスマホをポケットや手元に置くのが当たり前ですが、高齢の親はそうとは限りません。
充電器に挿したままだったり、カバンに入れっぱなしだったりすると、着信に気づくのは難しくなります。
家の中での定位置が決まっていないと、電話が鳴っても探しているうちに切れてしまうことも。
スマホを持つ習慣そのものを見直す必要があるケースも多いです。
振動の弱さと気づきにくさ
マナーモードの振動は、服の上からだと意外と感じにくいものです。
特に冬場の厚着や、ソファに座って動かない時間帯は、振動が伝わりません。
また、機種によって振動の強さが異なり、安価なスマホほどバイブが弱い傾向があります。
音も振動も頼りにならないなら、別の方法で知らせる仕組みが必要になります。
視覚サポートの重要性
聴覚が弱い分、光やランプの点滅で知らせるのは有効な手段です。
情報通信総合研究所の調査でも、視覚的に分かりやすい通知ツールが高齢者の心理的障壁を下げる傾向が示唆されています。
テレビを見ている最中でも、視界の隅で光れば気づきやすいですよね。
音に頼らず「目で知らせる」ことは、家族の安心にもつながります。

音が聞こえないのは、努力ではどうにもならない部分がありますからね。
高齢者向けスマホ着信お知らせグッズおすすめ6選


| 名前 | 特徴 | レビュー(執筆時点) |
|---|---|---|
| オーム電機 monban CUBE OCH-AC48-BLUE |
| ★5 |
| ミヨシ フラッシュリンガー DSP-FL01 |
| ★5 |
| ELPA 電話着信フラッシュリンガー TEA-080 |
| ★5 |
| カシムラ スマートクロック AK-230 |
| ★2.5 |
| 着信サポート 呼びだし君 |
| — |
| カシムラ スマートクロック NAK-230 |
| — |
ここからは、実際に選ばれている定番グッズをタイプごとに見ていきます。
価格や設置方法がそれぞれ違うので、親の生活スタイルに合わせて選ぶのがコツです。
オーム電機 monban CUBE
| 商品名 | オーム電機 monban CUBE OCH-AC48-BLUE |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 参考価格 | ¥2,022前後 |
| レビュー | ★5 |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
オーム電機 monban CUBEは、もともと家庭内の呼び出しベルとして人気の製品です。
送信機を押すと、離れた場所にある受信機が音と光フラッシュで知らせる仕組みになっています。
受信機1台に対して最大4台の送信機を登録できるため、玄関や寝室など複数箇所に設置可能です。
呼び出し音は8種類から選べて、送信機ごとに設定を変えられるのも便利ですね。
電波の到達距離は直線見通しで約100mと、一般的な住宅なら十分カバーできます。
ただし、これはあくまで報知用なので、スマホの着信を直接拾うわけではない点に注意が必要です。
スマホの着信を家族が検知して送信機を押す、という使い方が現実的でしょう。
ミヨシ フラッシュリンガー DSP-FL01
| 商品名 | ミヨシ フラッシュリンガー DSP-FL01 |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 参考価格 | ¥1,760前後 |
| レビュー | ★5 |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
固定電話の着信に悩んでいる家庭なら、ミヨシ フラッシュリンガー DSP-FL01が候補に入ります。
電話機とモジュラージャックの間に接続するだけで、着信時にLEDが強く光って知らせてくれます。
ベル音レベルは95±5dBとかなり大きめなので、離れた部屋にいても気づきやすい設計です。
電源が不要で、壁掛け用のフック穴も付いているため設置場所を選びません。
ただし、6極6芯やローゼット式の電話機には対応していないので、自宅の配線を確認してください。
音量調節機能はないため、夜間の着信音が気になる家庭では光のみの運用も検討したいところです。
スマホではなく固定電話用ですが、実家に固定電話が残っているなら併用すると安心です。
ELPA 電話着信フラッシュリンガー
| 商品名 | ELPA 電話着信フラッシュリンガー TEA-080 |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 参考価格 | ¥2,448前後 |
| レビュー | ★5 |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
ELPA 電話着信フラッシュリンガーも、電池不要で手軽に導入できる定番品です。
LEDランプのみ、または光と音の併用を切り替えられるので、時間帯によって使い分けられます。
ベル音は約90dBと大きめで、耳が遠い人でも比較的聞き取りやすい音量です。
壁掛け用のフックホールがあり、コンパクトなボディなのでリビングにも馴染みます。
ビジネスフォンには非対応で、モジュラーケーブルは約50cmと短めです。
設置場所によっては延長コードが別途必要になる点は、事前に確認しておきましょう。
光だけで知らせるモードがあるのは、夜間の利用を考えるとありがたい仕様です。
カシムラ スマートクロック AK-230
| 商品名 | カシムラ スマートクロック AK-230 |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 参考価格 | ¥3,380前後 |
| レビュー | ★2.5 |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
スマホの通知を目で見て確認したいなら、カシムラ スマートクロック AK-230が面白い存在です。
Bluetoothでスマホと同期し、電話着信やSMS、LINEなどの通知を画面に表示します。
時刻や日付、天気も常時表示されるため、実用的なデジタル時計としても使えます。
受信メッセージは最大8件まで保存されるので、あとから内容を確認することも可能です。
本体サイズは手のひらに収まる程度で、リビングのテーブルや棚に置きやすいです。
USB電源アダプタは別売りなので、手持ちのものを使うか、別途用意する必要があります。
画像や絵文字は表示できませんが、文字情報だけで十分という家庭には向いています。
着信サポート 呼びだし君
| 商品名 | 着信サポート 呼びだし君 |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 参考価格 | ¥10,250前後 |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
耳が遠い親に確実に知らせたいなら、着信サポート 呼びだし君という選択肢もあります。
電話の着信を感知すると、大音量のベルと光で強力に知らせる据え置き型の製品です。
ACアダプタで動作するため電池切れの心配がなく、安定して使い続けられます。
本体サイズは約13.5×9.5×5cmと、電話機の横に置いても邪魔になりにくい大きさです。
価格はやや高めですが、その分だけ確実性を重視したい家庭に向いています。
固定電話の着信サポートが主目的なので、スマホ着信用には別の工夫が必要です。
実家の固定電話をまだ使っているなら、検討する価値は十分にあります。
カシムラ スマートクロック NAK-230
| 商品名 | カシムラ スマートクロック NAK-230 |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 参考価格 | ¥4,835前後 |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
車内用として作られたカシムラ スマートクロック NAK-230ですが、室内でも十分活躍します。
メールやSNSの着信を音で知らせる機能が追加されており、通知の見落としを減らせます。
LINEやX、Facebookなど主要なSNSに対応しているため、家族との連絡手段を問いません。
デジタル時計とアナログ時計の表示を切り替えられるので、親の好みに合わせやすいです。
金属ステーと両面テープが付属していて、壁掛けにも据え置きにも対応できます。
USB電源が必要な点はAK-230と共通で、設置場所の近くにUSBポートがあるか確認が必要です。
車を運転する親なら、車内と自宅の両方で使えるのが魅力ですね。



どれも一長一短あるので、まずは親の生活パターンを思い浮かべてみてください。
タイプ別で比較する着信お知らせグッズの選び方


グッズの形によって、向いている家庭は変わります。
ここでタイプ別の特徴を整理しておきましょう。
据え置き型
電話機やテーブルの上に置いて使うタイプで、設置の手間がほとんどかかりません。
大音量のベルと光で知らせる製品が多く、耳が遠い人でも気づきやすいのが強みです。
ただし、親がその場所にいないと気づけないため、滞在時間の長いリビングなどに置くのが基本です。
電源の確保が必要な製品と電池式の製品があるので、コンセントの位置も確認しておきましょう。
壁掛け型
壁に掛けて使うタイプは、視界に入りやすい高さに設置できるのがメリットです。
配線がスッキリして、掃除の邪魔になりにくいのも地味にありがたいポイントです。
フック穴が付いている製品が多いですが、壁に穴を開けたくない場合は両面テープや突っ張り棒の活用も検討できます。
設置場所を固定すると、親が家の中でどこにいても光に気づきやすくなります。
時計型
一見すると普通の時計なので、生活感を損なわずに導入できるのが最大の利点です。
時刻表示と通知表示を兼ねているため、親も自然に目を向けてくれます。
スマホとBluetoothで連携するタイプが多く、通知内容を文字で確認できるのも便利です。
ただし、スマホとのペアリング設定を誰かが手伝う必要があるケースがほとんどです。
機械が苦手な親には、最初の設定を家族が済ませておくとスムーズに使えます。
アプリ型
スマホにアプリをインストールして、着信時に画面を点滅させたり大音量を鳴らしたりする方法です。
追加の機器が不要で、費用を抑えたい家庭に向いています。
iPhoneにはLEDフラッシュ通知という標準機能があり、設定だけで着信時にライトが光ります。
Androidも機種によっては同様の機能がありますが、対応状況を確認する必要があります。
アプリ型は手軽な反面、スマホがカバンの中にあると光が見えないという弱点もあります。
関連記事:高齢の親の通信環境ガイドもあわせて読むと、スマホ周りの準備がより明確になります。
AndroidとiPhoneで異なる着信お知らせ設定の手順


グッズを買う前に、スマホ本体の設定で解決できることもあります。
まずは無料でできることから試してみましょう。
AndroidのLED通知設定
Androidは機種によって設定画面が異なりますが、多くの場合「設定」→「通知」から変更できます。
通知ライトや画面の点滅をオンにすると、着信時に画面が明るく光って知らせてくれます。
機種によっては「詳細設定」の中に項目があるため、見つからない場合は検索機能を使うと早いです。
古い機種だとLED通知に対応していないこともあるので、その際は外部グッズの出番です。
iPhoneのLEDフラッシュ設定
iPhoneなら「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」と進みます。
「LEDフラッシュ通知」をオンにすると、着信時に背面のカメラライトがピカッと光ります。
サイレントモードでも光るため、音を出したくない夜間の設定としても役立ちます。
この機能は無料で使えるので、まず最初に試す価値があります。
音量とバイブの強化設定
着信音が小さいと感じるなら、音量を最大にしても意外と変わるものです。
バイブレーションの強さも、機種によっては設定で変更できます。
また、着信音を長めの曲に変更すると、短い電子音よりも気づきやすくなります。
設定アプリで「着信音」を長いメロディに変えるだけでも、効果はけっこうあります。
着信音を低音域に変更
加齢による難聴は高音域から進むため、低めの着信音の方が聞き取りやすい傾向があります。
スマホにプリセットされている音の中から、重めの音色を選ぶと良いでしょう。
可能なら家族が実際に親の近くで音を鳴らし、どの音が一番聞こえるか試してみるのが確実です。
音の好みは人それぞれなので、本人に選んでもらうのが一番です。
着信音の変更は無料でできて、効果も体感しやすいです。スマホに標準搭載されている設定画面から、音量を最大にしたり、低音が響く着信音へ変えるだけで聞き取りやすさが大きく向上します。特に高齢の方は高音域が聞き取りにくくなる傾向があるため、連絡が来たことに気づきやすい音を選ぶのがおすすめです。
導入前に家族で話し合うべき3つの確認事項


グッズを買う前に、家族で話し合っておくと導入がスムーズです。
ここでは確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
本人の同意と自尊心への配慮
「耳が遠くなったから」と一方的に決めると、親の自尊心を傷つけることがあります。
「連絡が取りやすくなると安心だから」と、家族側の気持ちを伝えるのがおすすめです。
商品やサービスは、家族の関わりを補う手段の一つとして提案するのが良いでしょう。
本人がどう感じるかも大切なので、まずは話を聞くことから始めてください。
設置場所と通知頻度の確認
グッズを置く場所によって、気づきやすさは大きく変わります。
リビングや寝室など、親が長時間過ごす場所に設置するのが基本です。
通知の頻度も確認しておきましょう。頻繁に光ると落ち着かない場合もあります。
夜間は光のみに切り替えるなど、時間帯ごとの運用ルールを決めておくと安心です。
代替連絡手段の運用ルール
着信グッズを導入しても、スマホに出られない場面は必ずあります。
「3回鳴らして出なければ固定電話にかける」など、代替手段を決めておくと焦りません。
また、緊急時の連絡方法も家族で共有しておくと、いざというときに役立ちます。
必要に応じて自治体や地域包括支援センターに相談することも選択肢の一つです。



本人の気持ちを置き去りにしないことが、長く使ってもらうコツです。
スマホ着信お知らせグッズ高齢者に関するQ&A
最後に、よく寄せられる疑問をまとめました。導入前の不安解消に役立ててください。
まとめ:親に合う着信お知らせグッズを選んで安心を確保しよう
- 着信に気づかない原因に応じて光・振動・音の通知方法を選ぶのが有効です
- 据え置き型と携帯型では利用シーンと気づきやすさが大きく異なります
- AndroidとiPhoneでは着信通知の設定手順が異なるため事前確認が必要です
- 導入前には利用者の生活動線と通知の大きさが許容できるかを家族で話し合うべきです
高齢の親がスマホ着信に気づかないのは、耳の聞こえにくさだけが原因じゃないんです。
スマホを身につける習慣がなかったり、振動が弱すぎたり。
原因を整理すると、光で知らせるタイプが意外と頼りになることが見えてきます。
選び方の決め手は、親の生活動線です。
リビングに長くいるなら据え置き型、寝室で過ごす時間が多いなら時計型や壁掛け型がしっくりきます。
あれこれ迷うより、まずはスマホ本体のLED通知や音量設定を最大にするだけでも、けっこう変わります。
ただ、導入前にひとつだけ。
親本人の同意なしに「耳が遠いから」と決めつけると、気まずくなりがちです。
「連絡がつきやすくなると安心だから」と、家族側の気持ちを伝えるところから始めてみてください。
光と音で知らせるグッズは、決して高い買い物ではありません。
まずは無料でできるスマホ設定を試して、それでもつながらないなら、親の生活スタイルに合うものをひとつ。
迷ったら据え置き型の光るタイプが、設置も楽でおすすめです。
ぜひ一度試してみてください!








